財務コンサルタントは、普段どのようなスケジュールで働いているのでしょうか。デスクで数字を確認するだけの仕事ではありません。お客様への訪問、月次報告、経営相談、決算対応、面談後の社内共有。担当する範囲は多岐にわたります。今回は入社4年目の財務コンサルタントに話を聞きました。今年からチーフを務めています。実際の1週間のスケジュール、担当するお客様の数、仕事とプライベートの過ごし方を紹介します。

PROFILE

お客様への月次報告から経営相談、決算対応まで

主な仕事は、お客様の月次資料の確認と作成です。訪問時の月次報告、経営に関するご相談への対応、決算業務も担当します。お客様を訪問する前に、数字や提出資料を確認します。当日お伝えする内容も、ここで整理します。訪問後は面談内容を記録し、社内で共有します。次回までに必要な資料も更新します。そのほか、関係機関での手続きや、お客様の担当者との打ち合わせも行います。資料を作成して終わりではありません。事前準備から面談、その後の記録や社内共有まで、一連の業務を担当する仕事です。

テーブルを挟んで担当者と向き合い、ノートを取りながら打ち合わせをする財務コンサルタント

お客様との面談。数字の説明だけでなく、経営のご相談を受けることもあります

担当は約20社。決算の時期は会社ごとに違う

現在は、約20社のお客様を担当しています。毎月すべてのお客様に同じ業務が発生するわけではありません。月次確認の時期や決算月は、会社ごとに異なります。決算が多い月では、3社ほどの決算対応が重なることもあります。決算が集中する時期は、通常の月次業務に加えて確認事項が増えます。あらかじめ予定を整理しながら進めています。

財務コンサルタントの1週間

この週は、月次資料の作成・確認とお客様への訪問が中心です。決算対応と関係機関での手続きも入っています。内勤だけの日、終日お客様先で対応する日、訪問後に在宅で記録をまとめる日。曜日によって働き方が変わります。

月曜から金曜までの1週間のスケジュール表。事務所での月次資料の確認、お客様先への訪問、決算対応、移動、在宅対応が30分刻みで色分けされている

月曜日|一週間の予定を整理し、お客様を訪問

月曜日は、メールの確認と一週間の予定整理から始まります。午前中は月次資料を確認し、午後の訪問に向けた準備を行います。数字に間違いがないかを見るだけではありません。前回の面談内容や、今回確認したい事項も整理します。午後はお客様を訪問し、月次の数字をご報告します。数字の説明に加えて、経営状況や今後の見通しについてご相談を受けることもあります。訪問後は関係機関での手続きを行い、事務所に戻って面談記録の作成や連絡対応を進めます。この日は、夕方以降にもお客様訪問が入っています。

火曜日|月次処理と、2件の顧客訪問

火曜日の午前中は、月次処理と資料の確認を行います。午後はお客様先へ移動し、資料の確認や担当者との打ち合わせを行います。その後、別のお客様を訪問し、経営状況の確認を行います。同じ「顧客訪問」でも、中身は違います。資料の確認が中心の日もあれば、経営者や担当者から今後の方向性を伺う日もあります。お客様ごとに課題や相談内容が異なります。それぞれの状況に合わせて対応しています。

水曜日|終日、お客様先で決算対応

水曜日は、午前から夕方までお客様先で決算対応を行います。決算に必要な資料を確認しながら、担当者と不明点や追加資料について打ち合わせます。通常の月次確認よりも、確認する項目が多くなります。まとまった時間を確保して対応する日もあります。対応が終わったら、移動してから議事メモを作成し、社内で共有します。最後に資料を整理し、翌日の訪問や業務に向けた準備を行います。

木曜日|午前は内勤、午後は訪問、夕方から在宅

木曜日の午前中は、月次資料や提出物の確認、月次処理、午後の訪問準備を行います。午後はお客様を訪問し、月次内容の確認や相談対応を行います。この日は訪問が終わったあと、在宅で面談記録の作成や資料の更新を行いました。在宅対応の日は固定されていません。訪問先やその日の業務内容に応じて、必要な場合に取り入れています。

金曜日|月次資料を作成し、一週間を振り返る

金曜日は、メールの確認と一週間の業務整理から始まります。午前中に月次資料を作成し、午後はお客様先で月次業務や資料確認を行います。訪問先でまとまった作業時間を確保し、担当者と確認しながら進めることもあります。訪問後は一週間の業務を振り返ります。対応が必要な事項と、翌週の予定を整理します。金曜日のうちに次週の準備をしておくと、月曜日からスムーズに始められます。

残業する日もありますが、常に慌ただしいわけではありません

訪問時間や決算対応の進みぐあいによっては、終了時間が遅くなる日もあります。特に、複数のお客様の決算が重なる月です。通常の月次業務に加えて、確認事項や資料作成が増えます。ただ、常に非常に忙しい状態が続いているわけではありません。担当している約20社の予定を見ながら、訪問日や資料作成の時間を組み立てています。忙しさには月ごとの波があります。それでも、予定を整理しながら対応できています。

必要に応じて在宅勤務も活用

必要に応じて、在宅で対応する日もあります。今回のスケジュールでは、木曜日の顧客訪問後に、在宅で面談記録の作成と資料更新を行いました。お客様先への訪問があるため、すべての業務を在宅で完結できるわけではありません。一方で、面談記録の作成や資料整理は場所を問いません。その日の予定に合わせて、在宅対応を取り入れています。

チーフへの昇格で、チーム全体を考える機会が増えた

これまでは、自分が担当しているお客様の業務を中心に考えていました。今年からチーフに昇格し、チーム全体の方針や業務の進め方を考える機会が増えました。チームとしてどのような方針で進めるのか、どのように役割を分担するのか。それを決めるミーティングにも参加しています。お客様への対応を続けながら、チーム全体の状況にも目を向ける。考える範囲が広がりました。

休日は、釣りや旅先での地酒を楽しむ

趣味は釣りと、旅先で訪れた土地の地酒を飲むことです。休日には釣りに出かけ、自然の中でゆっくり過ごしています。旅行に行った際には、その地域ならではの地酒を味わうことも楽しみの一つです。普段は、お客様の数字や経営課題に集中して向き合っています。休日は趣味や旅行を楽しみ、オンとオフを切り替えています。

取材を終えて

お話を伺って印象に残ったのは、1週間のうちに働く場所が何度も変わることでした。事務所で数字と向き合う日、朝から夕方までお客様先にいる日、訪問のあと在宅で記録をまとめる日。同じ財務コンサルタントという職種でも、日によって仕事の景色がまるで違います。もう一つ印象的だったのは、予定の組み立て方です。忙しさには月ごとの波がある、と語っていました。そのうえで約20社の予定を見渡し、訪問日と資料作成の時間を配置していきます。忙しさに追われるのではなく、忙しさを設計している。そんな印象を受けました。財務コンサルタントのリアルな1週間、いかがだったでしょうか。一緒に働きたいと思った方は、ぜひご応募ください。